2001年のメッセージと活動

シーティング2001

<2001年11月24~25日>
福岡市で初めての本格的なシーティングセミナーを開催しました。
ふくふくセンターの松野さんをはじめ、多くの方の協力で約80名ものセラピストや福祉関係の方、そして車椅子使用者の方に集まっていただきました。両日とも、朝10時から夕方5時までという長丁場ながら、居眠りをする人もなく、みなさん本当に熱心に受講していただきました。
今回は2日目の午後にスタンディングとスリーピングまで網羅した24時間姿勢管理の考えに基づいた総合セミナーでした。あまりの情報の多さに脳が疲れた方も多かったのではないかと心配しています。
セミナーの後も個別のご質問のメールや施設ごとのセミナー開催依頼などをいただきました。このセミナーを機会にタキ商会さんが福岡の新しい代理店として活動を開始します。世界からの情報と製品が福岡の障害を持った方と関わるみなさんのお役に立てばうれしいです。

 

水泳

「やっとまた」
下に書いたように、2001年は関東身体障害者水泳大会に出場できずにまったく水泳から遠ざかっていました。仕事が忙しくて泳ぐ時間がなかったのも事実ですが、日本の身障者の水泳は6~7月の地区大会に出場して標準記録を突破しないと、8月のジャパンパラリンピックや9月の日本選手権に出る資格が得られません。目的がないと意欲がわかない性格の僕としては泳ぐ目的がなくなっていたのです。しかし水泳は身障者ができる数少ない有酸素運動でもあり、スクーパのためにも基礎体力がつけられるたいへん良い運動なので、健康維持とスクーパのために水泳を再開しました。忙しくて週1回程度ですが、再開して間もなく身体が軽くなり、疲れにくくなり、足もむくまなくなりました。こんなに身体に良い水泳なのだから大会がなくても泳ごうと思いました。
とか言ってても大会のシーズンになると出場したくなるんだろうなぁ・・・

 

スクーバダイビング

「2001年の夏」
今年は6月の関東身体障害者水泳大会に出場しようと意気込んでプールで泳いでいた時に足の傷からばい菌が入り、蜂窩織炎という病気になってしまい、足が腫れて6月から7月にかけて、全くダイビングできないという悲しい日々が続きました。ドライスーツで潜れば大丈夫かとも考えたのですが、足が腫れていてドライのブーツ部分に入りませんでした。私の夏は足の治った7月20日の海の日から始まり、我慢していた反発からセミナーや講演のない週末は殆ど海に行っていました。もちろん伊豆がメインでしたが、夏休みには沖縄にも行ってきました。  9月のはじめには、セミナーのために訪れていた北海道で初めてダイビングをすることができました。札幌から2時間のドライブで行ける積丹半島のローソク岩というポイントです。途中で大雨になったため1本しか潜れませんでしたが、初めての北海道、初めての日本海でのダイビングは、太平洋とは全く違っていて、とてもおもしろかったです。もっと天気のいい時や流氷ダイブにも来てみたいと思いました。帰り道に余市で食べたウニ丼も最高でした。
9月の月末の3連休には、久しぶりに宮崎に行って潜ってきました。天気はよかったのですが、強風波浪注意報が発令になって海は大荒れ。初日は南郷町の大島の島影で1本だけ潜ることができましたが、次の日は無理と判断して、車を3時間半走らせて南下し、鹿児島県大隅半島の先端にある佐多町まで行って潜りました。グリートダイバーズの福田さん、ガイドと運転ありがとうございました。沖縄や伊豆でも見たこともない魚や甲殻類にも出会えて、とても楽しいダイビングでした。みなさん、宮崎や鹿児島の海もいいですよ!