2017年メッセージと活動

第33回 日本身体障がい者水泳選手権大会<2017年11月18,19日>

第34回日本身体障がい者水泳選手権大会 が千葉県国際総合水泳場で開催されました。日本中から集まる多くの水泳選手に再会できるのは嬉しい!出場選手数は過去最高の500人超。初日は100m平泳ぎに出場。100Breを大会で泳ぐのは6年振り。入念なアップのおかげで最後までペースを落とさずに泳げて、過去9年間のベストタイムを出すことができた!
2日目は50m平泳ぎに出場。今回もライバルの青年と一騎打ちになった。最近は勝てていない。スタートダッシュは失敗。半身くらい後ろを追いかけ続ける展開に。早いピッチで追うが向こうも逃げる。なんとか40mで追いつき、残り5mで逆転、振り切って優勝することができた。タイムは目標としていた大会記録には及ばなかったものの過去6年間のベストタイム。2日間2レースともベストが出せてメダルがもらえ、多くの友人とも交流できてとても有意義な大会でした。

お知らせ

<2017年9月~11月>

この期間は非常に忙しく、facebookには速報でアップしていますがホームページにアップできていません。時間を見つけてアップしていきますのでしばらくお待ちください。

日本リハビリテーションスポーツ学会研究大会

<2017年9月23日>

日本リハビリテーションスポーツ学会の新会長に就任された伊佐地隆先生からご依頼いただき相談役に就任。障害者スポーツやリハビリ関係者が全国から集まる研究大会に参加しました。大会は伊佐地会長の挨拶で開会。総会では名称の医療体育研究会から日本リハビリテーションスポーツ学会への変更が承認されました。昼休みには私が関わる渉外委員会の会議。午後は太陽の家の中村太郎理事長による基調講演「リハビリテーションとスポーツ」。そしてシンポジウム「リハビリテーションスポーツの過去・現在・未来」。パネリストは友人の手塚由美さんと埼玉ライオンの森田俊光さん、渉外委員会メンバーの硴田さんと谷口さん。様々な立場や活動から一人ずつ講演した後に質疑応答をしました。
一般演題では友人の佐々木千穂さんの「医療的ケアの必要な重度障害児のスポーツイベント参加支援」,「通所リハにおける障害者スポーツの導入」,「陸上競技用の義足が左右の下肢に与える非対称性」など興味深い内容が多数。私も相談役として随所でコメントをしました。1日を通じてとても有意義な研究大会。これから学会に協力していくのが楽しみです。

 

富山県リハビリテーション研究会シーティング研修

<2017年8月11日>

富山県リハビリテーション研究会からご依頼いただいて「平成29年度在宅生活を考えるリハビリテーション研修会」で「車椅子の座り方が未来を変える!高齢者のための車椅子とシーティングの活用」と題してシーティング研修を提供。講義では、姿勢保持の基礎、二次障害の防止、シーティングによる骨盤の傾きと姿勢の改善、褥瘡予防、シーティング評価手順等について話しました。3時間の講義を皆さん熱心に聞いてくださいました。富山県のシーティングがさらに広がる予感がしました。今後も協力して進めたいです

 

「シーティング」が診療報酬で算定可能に!

<2017年7月28日>
シーティング議員連盟と日本車椅子シーティング財団の取り組みとして医療機関でのシーティングの重要性を訴えて厚生労働省の関係部局と会議を重ね、シーティングが診療報酬のリハビリテーション料で算定可能なことを周知させる通達を出すように要望してきました。

その結果、7月28日付けで厚生労働省保健局医療課から疑義解釈資料の通達がありました!悲願達成です!擬似解釈では、PT,OT等が患者の身体機能を評価し、適切な姿勢で座位を保つことや褥瘡予防を行う「シーティング」で「疾患別リハビリテーション料」を算定できることを明らかにしました。

我々シーティング財団の目的はこの擬似解釈の通達によって時間外やボランティアで提供されていたこともあるシーティングが診療時間内に提供できるようになり、シーティングを提供する医師やセラピストが増え、車椅子で自立した快適な生活を送れる障害児、障害者、高齢者が増えること。そのためには世界標準の高いレベルのシーティング技術を提供できるPT、OTが不可欠!そのための教育活動を提供していきます。

 

日本脳損傷者ケアリングコミュニティ学会

<2017年7月10日>
2016年に依頼を受けて全国大会in東京の実行委員としてお手伝いした日本脳損傷者ケアリングコミュニティ学会理事長の長谷川幹先生からご依頼をいただき理事会の承認を得て理事に就任しました。脳損傷の方々は脊髄損傷者と比べてできることが少ないと思われたり、チャレンジさせてもらえなかったりする事が多々あるので、私の経験と知識を活かし、今後は理事として学会に協力していきます。

 

関東身体障害者水泳選手権大会

<2017年6月18日>
第31回関東身体障がい者水泳選手権大会が東京都多摩障害者スポーツセンターで開催されました。27年前の第4回から18回目の出場となる大会。これまでは選手として泳ぐだけでよかったのですが今年4月から関東身障者水泳連盟の会長に就任したので開会式での挨拶や表彰など役割が増えて大変でした。選手としては50m自由形と50m平泳ぎに出場。自由形はイマイチでしたが、平泳ぎは超ぶっちぎりで勝つことができました。しかし狙っていた大会記録が破れなくて残念でした。チームとしてはリレーで2位が取れたので満足な大会でした。

 

シーティング議員連盟緊急幹部会

<2017年6月14日>
シーティング議連の緊急幹部会。(写真は会議後に喜びの記念写真) 先日のシーティング議連会合で「診療報酬のリハビリテーション料に車椅子シーティングが含まれる事を明確に周知すべき」との要望に厚労省の同意を得ての緊急会議でした。超多忙の中 野田聖子先生, 高橋比奈子先生, 左藤章先生, 赤枝先生, 勝沼先生、シーティング財団から幹部5名、厚労省保険局医療課から担当者2名が参加して話し合いました。議員の先生方の支援を受けて財団が要望を説明。普及が進むFIM評価で考えれば車椅子とシーティングの活用が不可欠であると伝えました。厚労省の担当者は協力的で、車椅子シーティングを日常生活動作訓練に含められることを明確にした通達を出すと約束。通達の内容については我々シーティング財団が協力することになりました。悲願だったシーティングを診療報酬の対象にすることが実現するまであと少しwです。皆さんご期待ください。

 

シーティング議員連盟第9回会合・意見交換会

<2017年6月8日>
「シーティングで自立支援と介護軽減を実現する議員連盟」第9回会合を開催。今回は日本車椅子シーティング財団の賛助会員企業の皆様にオブザーバーとして参加していただきました。議連会議後には意見交換会兼懇親会を開催しました。
議連会議には会長の野田先生、事務局長の高橋比奈子先生、左藤章先生、厚生労働大臣政務官の堀内詔子先生、医師でもある勝沼先生と赤枝先生、PTでもある小川先生、長坂先生、谷川先生、中川郁子先生が参加してくださいました。
今回は私と廣瀬代表理事から先日のISS国際シーティングシンポジウムの報告。その後懸案事項である「シーティングを診療報酬の対象にする件」について議論、厚労省の回答に対して野田先生が言及してくださったことで 車椅子シーティングを提供した際にリハビリテーション料として算定できることを厚労省が明確に通達することになりました。議連と財団の悲願が実現!感慨無量でした。これでシーティングの活用が増加し、救われる車椅子使用者が増えます。シーティングを評価・提供できる者を増やすために教育活動、資格制度についても進めていきます。
今回は賛助会員である日清医療器、ミキ、マツナガ、川村義肢、ヤマハ、テリウス、オートランニング、ケイアイ、PAS、ユーキトレーディング等各社から社長や代表者が参加してくださいました。賛助会位の皆様から消費税の問題、電動車椅子の制限速度の問題等について問題提議がありました。車椅子使用者の自立支援と介護軽減を実現するためにシーティング議員連盟とシーティング財団は賛助会員の皆様と一丸となって活動して参ります。

パーキングパーミット制度の導入促進方策検討会

<2017年5月9日>
国土交通省で開催された「パーキングパーミット制度の導入促進方策検討会」に招かれて海外のパーキングパーミット制度について発表しました。思い起こせば1979年に事故で車椅子になった時からアメリカにはパーキングパーミット制度があって身障者用駐車スペースが問題なく利用できていました。38年経った今でも日本はパーキングパーミットが全国展開されていない唯一の先進国です。2020年に向けて全国展開と海外との相互利用が可能になるよう協力していきます。

 

東京の総合病院でシーティング勉強会を提供

<2017年4月20日>
新宿にある総合病院からご依頼いただきシーティング勉強会の講師をしました。私が患者としてもお世話になったこともあるリハビリでは定評のあるこちらの病院は10年前から私と弊社が協力してOTの皆様にシーティング技術を学んでいただき、現在では全国でも有数のシーティング評価ができる病院となっています。
今回はリハビリ科と脊椎脊髄外科の共催として医師とPT,OTに車椅子とシーティングで何ができるか中心に講演しました。これまでシーティングに関わっていなかった方にも興味を持っていただけたので今後さらにシーティングが広がり、シーティングクリニックに役立つと確信しています。このような秒針が全国に増えてほしいと切に願っています。

キッズフェスタ2017

<2017年4月15,16日>
今年も障害児とその家族のための福祉用具展・キッズフェスタ、正式名称「キッズフェスタ アンダー18・第16回こどもの福祉用具展2017に参加しました。今年もTRC東京流通センターの展示場を会場として開催。アクセスインターナショナルとしてブースを出展し、新しい車いす、シーティング製品、シーティング付きバギー、スタンディング製品、様々なポジショニング・ベルト類やヘッドサポート製品などを展示し、来場された多くの方に体験していただきました。

毎年たいへん好評なシーティング体験を今年も提供しました。シーティング体験希望の方が殺到して嬉しい悲鳴。会場で一番賑わっていたブースだったでしょう。シーティング体験で姿勢が良くなるとご本人もご家族も笑顔(^_^)それが我々のやりがいに繋がります。今回もシーティングを手伝ってくれたPTの伊藤さんに感謝!ありがとうございました。

 

第1回バードライフインターナショナル東京サポートミーティング

<2017年4月9日>
第1回バードライフインターナショナル東京サポートミーティングにご招待いただき参加させていただきました。開会直後 名誉総裁の高円宮妃殿下が参加者のテーブルを回ってひとりひとりとお話してくださいました。十数年前にお目にかかった私のことを覚えていてくださったことに大感激でした!今大会の代表の川村隆枝先生が盛岡の友人と繋がっていたことも嬉しかった!多くの新しいご縁をいただいた素晴らしい会でした。坂本先生ありがとうごさいました。

 

川崎市で障害児シーティング講習会&体験会

<2017年3月25日>
川崎市肢体不自由児者父母の会から依頼を受けてシーティング講習会&体験会を開催。1時間半の姿勢とシーティングの講義の後、お子さん2人にシーティング体験を提供しました。講義を聴いた皆さんは目から鱗という表情でした。体験の1人目では女の子の姿勢が改善して筋緊張が緩和されました。2人目の男の子は重度な変形に対応して姿勢を改善したことで表情がニコニコ。ご家族や参加者の皆様は感動されていました。
今回の会場は神奈川県立特別支援学校。東京、埼玉、千葉の特別支援学校では毎年何校もシーティング講習をしていますが神奈川県は25年目にして今回が初めて。これを機に神奈川県でもシーティングが広がることを期待しています。